65. ハラスメント防止研修
研修のねらい
<管理監督職向け>
■ ハラスメント防止対策における管理職の役割と責任を理解します。
■ パワハラ言動と適切な指導言動との違いを明確に理解します。
■ 規制強化されたセクハラ・マタハラ・ケアハラを理解します。
<一般職員向け>
■ 「ハラスメントは誰でも加害者にも被害者にもなりうることである」ということを理解します。
■ ハラスメント言動と適切な言動との違いを理解します。
■ パワハラの定義、行為類型、規制強化されたセクハラ・マタハラ・ケアハラを理解します。
■ ハラスメント防止のために有効なアンガーマネジメント(コミュニケーション)について理解します。
研修の概要
<管理監督職向け>
本研修では、自身が知らず知らずのうちに行ってしまっているパワハラ行為はないか、チェックシートを用いて確認します。その上で、管理職として自分自身が行為者にならないためにとるべき行動を検討いただきます。
同じく規制強化されたセクシュアルハラスメント等の防止対策についても改めて基本的知識を確認します。実際の訴訟例、相談事例を基に管理職としての振る舞いを見つめ直し、率先してハラスメントの防止に取り組み、職場環境を良好に保持するマインドを醸成します。
本研修は、「これをやったらアウト」というネガティブ発想の内容で終わらず、管理職としてこういう取組や行動をすれば職員が生き生きと働ける職場づくりへとつながり、結果的にハラスメント問題もなくなるというポジティブ発想に転換していく内容で設計しています。
<一般職員向け>
本研修ではまず、自身の現状のハラスメント防止感度を分析するとともに、自身の言動がハラスメント言動となっていないかを、自己チェック・グループ検討で確認します。
また、自身は加害者心理に近いものを持っているのか、被害者心理に近いものを持っているのかをチェックシートで確認することで、現在の自身の立場や状況と心理について振り返ります。誰もが加害者にも被害者にもなりうることを理解していただきます。また、何でもかんでもパワハラだという「ハラハラ」防止も意識していただきます。
「ハラスメントはダメ」だけで終わらせず、最後にハラスメント防止のためのアンガーマネジメントの手法、又は、ご希望に応じてハラスメント防止のためのコミュニケーションについて触れます。