64. 公務員倫理研修
研修のねらい
■ コンプライアンスの必要性を確認し、倫理意識の向上が図れます。
■ 公務員として行うべきことと、行ってはならないことがより明確となります。
■ 実践的な事例研究により、日常業務に潜む“落とし穴”への対策が万全となります。
研修の概要
公務員倫理は、公務員一人ひとりが、常に自分の行為を社会規範の観点から見つめ、自律的に行動するものに他なりません。しかし、個人の行動は、往々にして職場の行動原理にも影響を受けています。したがって、公務員倫理を考えるに当たっては、組織(職場)文化も射程に入れる必要があります。
また、公務員の職務の特性(公益性・中立公平性・権力性・独占性・裁量の広さ)も、公務員倫理に影響を与える要素です。この理を無視して、「~をしてはならない」を覚えこませようとすることは、「公務員倫理の内面化」を阻害し、学習したことのない突発的な事態に対応できない事態を招く危険があります。
この研修では、公務員倫理を、① 日常倫理 ② 仕事上の倫理に分け、それぞれが求められる理由を明らかにします。講学上の分類が現実の問題と乖離しないよう、多くの悩み多き事例(倫理上のジレンマ)を挙げ、集団討論⇔講義を繰り返しながら進めていきます。また、起こりうる不祥事や法令違反の洗い出しをして、防止策を考えます。